ドジャースの日本人選手歴代一覧(2024年まで)

今回はドジャースの歴代日本人選手一覧情報をまとめます。

大谷翔平や山本由伸の前にどのような選手がいたのかチェックしていきます。

少しずつ下がって確認ください。


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野茂英雄投手(1995 – 1998、2002 – 2004)

まずは野茂英雄投手から。最初尾背番号は16です。2002年からの背番号は10でした。

移籍の背景など

日本時代は近鉄バファローズに在籍。監督やチームとの確執があったとされ近鉄を退団してMLBに挑戦。村上雅則以来32シーズンぶり2人目の日本人メジャーリーガーとなりました。

マスコミを始めとして否定的な意見が多かったのですがドジャースで活躍し実力でそういった声を黙らせました。

今では日本人選手が大リーグに移籍することは普通にありますが野茂英雄の移籍や活躍がなかったらここまでスムーズではなかったことでしょう。日本人やアジアのメジャーリーガーの先駆けと言ってもいいでしょう。

在籍期間

野茂英雄投手がドジャースに在籍したのは1995年~1998年、2002年~2004年の2期になります。背番号は16でした。

1995年に近鉄から移籍してドジャースに入団。近鉄時代の1億4000万円からわずか980万円に。そこから雑草のごとく勝ち星を重ね高年棒を獲得していきます。

1998年にトレードでメッツに移籍しブルワーズ、タイガース 、レッドソックスを経て再び2002年にはドジャースに入団しています。

成績など

ドジャース入団の1995年にはあまり期待されていませんでしたがシーズン通算で13勝6敗、グレッグ・マダックスに次ぐリーグ2位の防御率2.54、236奪三振、リーグ最多の3完封を記録して初の最多奪三振のタイトルを獲得し、チームの7年ぶりの地区優勝に貢献しました。

新人賞を獲得し、翌年以降も活躍ノーヒットノーランを2回達成、最多奪三振を2回獲得といういずれもアジア人史上初の偉業を成し遂げました。

年度 球団 防御率
1995 LAD 13 6 2.54
1996 LAD 16 11 3.19
1997 LAD 14 12 4.25
1998 LAD 2 7 5.05
1998 NYM 4 5 4.82
98計 6 12 4.92
1999 MIL 12 8 4.54
2000 DET 8 12 4.74
2001 BOS 13 10 4.50
2002 LAD 16 6 3.39
2003 LAD 16 13 3.09
2004 LAD 4 11 8.25
2005 TB 5 8 7.24
2008 KC 0 0 18.69
MLB:12年 123 109 4.24

石井一久投手(2002 – 2004)

野茂英雄投手の次にドジャーズに入団した日本人選手は石井一久投手です。2002年から2004年には野茂秀樹と同じドジャースに在籍しました。背番号は17です。

移籍の背景など

1992年から2001年まではヤクルトに在籍。2001年まで4年連続の開幕投手となりその年のリーグ優勝に貢献。

ポスティングシステムを利用してドジャースと3年1230万ドルで契約。

在籍期間

野茂英雄投手と同じく2002年~2004年に在籍。

成績など

移籍の初年度に14勝をあげるなど活躍しています。ただドジャース在籍時代はシーズンの前半に無双して後半に打たれるということが多かった。

調子が良い時は手をつけられないほどの連勝をするものの1年を通じて活躍することは少なかった印象です。四球から自滅することも多かった。

年度 球団 防御率
2002
LAD
14 10 4.27
2003 9 7 3.86
2004 13 8 4.71
2005 NYM 3 9 5.14
MLB:4年 39 34 4.44

木田優夫投手(2003 – 2004)

石井一久投手の次にドジャーズに入団した日本人選手は木田優夫投手です。2003年と2004年には野茂秀樹と共に3人の日本人選手がドジャースに在籍しました。背番号は60でした。

移籍の背景など

2001年はオリックスに在籍していましたが成績はふるわず自由契約に。2002年は腰痛治療のためどの球団にも属しませんでした。

その後2003年にドジャースに入団。日本のプロ野球チームを自由契約になった選手が大リーグに所属するという珍しいケースでした。

在籍期間

2003年~2004年にドジャースに在籍。

成績など

登板機会にも恵まれず2004年にはシアトルマリナーズに移籍しています。目立った活躍は無し。

年度 球団 防御率
1999 DET 1 0 6.26
2000 DET 0 0 10.13
2003 LAD 0 1 3.00
2004 LAD 0 0 0
2004 SEA 0 0 8.38
2004計 0 0 5.65
2005 SEA 0 0 4.5
MLB:5年 1 1 5.83

中村紀洋内野手(2005)

木田優夫投手の次にドジャースに入団したのは中村紀洋内野手です。ドジャースとしては初の打者の日本人選手の獲得。背番号は66でした。

移籍の背景など

2004年までは近鉄バファローズに在籍。2005年1月25日にポスティング申請し、近鉄と業務提携していたロサンゼルス・ドジャースが落札しました。

ただ日本で成績がふるわなくなってきている状況だったので大リーグ挑戦を不安視する声もありました。

在籍期間

ドジャースには2005年に在籍しています。大リーグはその2005年のみで、2006年からは日本球界に復帰。

成績など

成績はふるわず打率は1割台前半でした。

年度 球団 打席 打数 安打 本塁打 打点 打率
2005 LAD 41 39 5 0 3 0.128

斎藤隆投手(2006 – 2008)

中村紀洋内野手の次にドジャースに入団したのは斎藤隆投手です。日本では先発投手でしたが中継ぎ、抑えで活躍しています。背番号は44でした。

移籍の背景など

横浜に2005年まで在籍。2003年から成績は下降線でした。

オフに「一度でもいいからメジャでげたい」ということで家族を説得。36歳という高齢で手を上げる球団は少なかったのですが2006年にドジャースとマイナー契約しました。

在籍期間

ドジャースには2006年から2008年まで在籍しています。2009年にはレッドソックスに移籍。

成績など

移籍初年の2006年はマイナーで開幕を迎えるところでしたが、開幕直前にクローザーを務めていたエリック・ガニエが右肘を痛めて故障者リスト入りしたことで急遽、メジャーに昇格。その後は中継ぎ、抑えで好投し球団新人記録となる24セーブを達成。まさにアメリカンドリームという活躍。

その後も2008年までドジャースの貴重な中継ぎ、抑えとして活躍。その後は2009年にレッドソックスに移籍しました。中継ぎ、抑えではありますが大リーグで防御率が6年連続で2点台と安定して活躍しました。

セー
2006 LAD 72 6 2 24 2.07
2007 LAD 63 2 1 39 1.40
2008 LAD 45 4 4 18 2.49
2009 BOS 56 3 3 2 2.43
2010 ATL 56 2 3 1 2.83
2011 MIL 30 4 2 0 2.03
2012 ARI 16 0 0 0 6.75
MLB:7年 338 21 15 84 2.34

黒田博樹投手(2008 – 2011)

斎藤隆投手の次にドジャースに入団したのは黒田博樹投手です。2008年は斎藤隆投手投手と同一チームに在籍。背番号は18でした。

移籍の背景など

黒田博樹2007年まで5年連続で広島カープの開幕投手を務めたエース。FA権を獲得し2008年にドジャーズに移籍しました。

在籍期間

ドジャースには2008年から2011年まで在籍しています。2012年にはヤンキースに移籍。

成績など

ドジャースでは先発投手として活躍。2008年5月21日のシンシナティ・レッズ戦では8回を5安打2失点に抑え、9回には斎藤隆が無安打無失点で抑え勝利し、日本人史上初の同試合での先発勝利とセーブ達成を記録。

その後もドジャース、ヤンキースの先発として防御率は7年連続で3点台をキープしました。大きく目立つわけではありませんが毎年安定した投球を見せていた印象です。

2008 LAD 31 9 10 3.73
2009 LAD 21 8 7 3.76
2010 LAD 31 11 13 3.39
2011 LAD 32 13 16 3.07
2012 NYY 33 16 11 3.32
2013 NYY 32 11 13 3.31
2014 NYY 32 11 9 3.71
MLB:7年 212 79 79 3.45

前田健太投手(2016 – 2019)

黒田博樹投手の次にドジャースに入団したのは前田健太投手です。背番号は18でした。

移籍の背景など

前田健太投手は日本で沢村栄治賞を2回受賞し、投手三冠王も1回達成。黒田博樹投手の後を受ける形で広島カープのエースに君臨していました。

2015年のオフにポスティングシステムを利用してのMLB挑戦意思を球団に伝え、12月4日に譲渡金設定2000万ドルでポスティングが球団より容認され2016年にドジャースに入団しています。

在籍期間(2016 – 2019)

2016年~2019年にドジャースに在籍しました。その後はツインズ、タイガースと渡り歩いています。

成績など

ドジャースでも日本時代と同様に先発投手として活躍。1年目にはいきなり16勝となりました。その後も主に先発投手として活躍しています。

またポストシーズンでも活躍。2017年、2018年の2年連続ワールドシリーズ進出に貢献しました。

年度 球団 登板 防御率
2016 LAD 32 16 11 3.48
2017 LAD 29 13 6 4.22
2018 LAD 39 8 10 3.81
2019 LAD 37 10 8 4.04
2020 MIN 11 6 1 2.70
2021 MIN 21 6 5 4.66
2023 MIN 21 6 8 4.23
MLB:7年 190 65 49 3.92

 

ダルビッシュ有投手(2017)

黒田博樹投手がドジャースに在籍している途中の2017年にダルビッシュ有がドジャースに入団しています。背番号は21でした。

移籍の背景など

2012年~2017年はレンジャースに在籍していましたが2017年の途中、マイナーリーグ所属選手3名との交換トレードでロサンゼルス・ドジャースに移籍しました。

在籍期間(2017)

2017年途中からドジャースに入団しドジャースに在籍したのはその2017年のみでした。2018年にはカブスに移籍。

成績など

ドジャースではポストシーズンにて大活躍。2勝をあげました。しかしながらアストロズと対戦したワールドシリーズでは2回の先発で共に敗戦しています。

大リーグで長年活躍し2024年もパドレスに在籍しています。

年度 球団 登板 防御率
2012 TEX 29 16 9 3.90
2013 TEX 32 13 9 2.83
2014 TEX 22 10 7 3.06
2016 TEX 17 7 5 3.41
2017 TEX 22 6 9 4.01
2017 LAD 9 4 3 3.44
17計 31 10 12 3.86
2018 CHC 8 1 3 4.95
2019 CHC 31 6 8 3.98
2020 CHC 12 8 3 2.01
2021 SD 30 8 11 4.22
2022 SD 30 16 8 3.10
2023 SD 24 8 10 4.56
MLB:11年 266 103 85 3.59

筒香嘉智外野手(2021)

ダルビッシュ有投手の後にドジャースに入団したのは筒香嘉智外野手です。背番号は28でした。

移籍の背景など

筒香嘉智は2019年までDeNAに所属していましたがポスティングシステムを利用して2020年にレイズと契約。

その後2021年途中に不振で5月11日にDFAとなりました。

在籍期間(2021)

2021年5月15日にドジャースに移籍しましたが8月14日にFAとなり、8月16日にパイレーツと契約しています。

成績など

全般的に打撃はふるわず打率は2割前後。ドジャース時代は1割前後だったこともありすぐに戦力外となりました。パイレーツに移籍してすぐは活躍しましたが2022年は活躍できず。2023年もマイナーが続き2024年には日本に戻っています。

年度 球団 打数 安打 本塁打 打点 打率
2020 TB 157 31 8 24 0.197
2021 TB 78 13 0 5 0.167
2021 LAD 25 3 0 2 0.120
2021 PIT 127 34 8 25 0.268
21計 230 50 8 32 0.217
2022 PIT 170 29 2 19 0.171
MLB:3年 557 110 18 75 0.197

 

大谷翔平、山本由伸投手(2024)

2024年には大谷翔平、山本由伸投手の2人の日本人選手がドジャースと契約。

共に日本を代表する選手だけに活躍が期待されています。

大谷翔平は背番号17、山本由伸投手は背番号18です。

 

まとめ

今回はドジャースに在籍した日本人選手歴代情報をまとめました。延べ11人かな?活躍している選手が多い印象です。今後も日本人選手の活躍を期待したいですね。

年度
ドジャースに在籍した日本人
1995 野茂英雄
1996 野茂英雄
1997 野茂英雄
1998 野茂英雄
1999
2000
2001
2002
野茂英雄、石井一久
2003
野茂英雄、石井一久、木田優夫
2004
野茂英雄、石井一久、木田優夫
2005
2006 斎藤隆
2007 斎藤隆
2008
斎藤隆、黒田博樹
2009 黒田博樹
2010 黒田博樹
2011 黒田博樹
2012
2013
2014
2015
2016 前田健太
2017
前田健太、ダルビッシュ有
2018 前田健太
2019 前田健太
2020
2021 筒香嘉智
2022
2023
2024
大谷翔平、山本由伸

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